前回はレンズ本体の紹介をしています。内容はこちら。
『Summilux 35mm f1.4 第2世代(その1)』
今回は、Summilux 35mm(2nd)についての2回目です。
テーマはLux35用の純正フィルター「シリーズ7(S7)」を入手しましたので記載いたします。(以下の商品、おそらく最新のフィルターと思われますが、今回自分が入手したのは古い方、球面Lux35とおそらく同世代のフィルターです。)
目次
Leica フィルターシリーズ7 / S7 UVa
Summilux 35mm(2nd)には、レンズ前面にねじ切りがなく、いわゆる通常のフィルターを設置できません。
フィルター設置のためには、専用フードである「12504」というものが必要になるのですが、このフードにさらに専用のフィルターを設置する、という仕様になっています。一方で、この専用フードは一般的な49mmフィルターもサイズ的には設置可能であるため、それで代用するという手もあります。しかし前回の記事でも写真を載せているように少しフードの閉まりが悪く、なんとなく取れそうで心配に思えます(実用にはまったく問題ないですけどね)。
そんなこんなで、専用フィルターの「シリーズ7(S7)」を入手しました。
元箱、プラケース付きで、中身もかなりきれいな状態でした。いま現在、探すと意外と見つけづらい上に、使用感があったり、備品も揃ってないなど状態のよいものは少なくなりつつあるようです(このシリーズ7の外側にはめるリング状の製品は純正品がいくつか見つかりますが(しかも安い)、用途がよくわからず・・・)。
フードに装着するとこんな感じ
フードを分割して(このあたりは前記事を参照)、中にシリーズ7フィルターを設置します。といっても置くだけ。
もう半分のフード側を合わせてねじ込んでいきます。ぴったりきれいに収まりました。以前の49mmフィルターですと、ねじ切りのぶん少し枠が太くて、フードが最後までしまりませんでした。これは最後までねじ込めました。
フードをレンズに設置してみます。・・・特に前と変わりませんね。単純に純正品の安心感があるくらいか・・・(安心というより自己満足か・・)。
自分は特にコレクターというわけではないのですが、こういう(少し)オールドのアイテムで、専用設計のアクセサリーがあると、「もう手に入らないかも・・・」とか思って探してしまいます(ほんとこういうのよくない・・・)。それに、どうせ探すなら元箱とか一式揃っていた方が・・・となってしまいがちで、ふだん「実用派だ」といっても説得力がない。まぁ時間的、金銭的に無理なく探せるなら、という感じでしょうか。アクセサリー類は汎用性がある設計の方が好きですけどね。今回は万の単位に行かず見つけられたので、リーズナブルだったかもしれません。(フィルターに数万とかさすがに出せないっすよ・・・)。
以下、最近の作例を載せておきます。といってもこのフィルター以前のもので撮っているのでその点ご了承ください。デジタルはわざと開放気味で試し撮りしています。ピンクの空は1枚はf5.6あたり・・に絞ったもの、もう1枚は開放で撮ったもの。カリっとした印象とふわっとした印象がなんとなくおわかりいただけますでしょうか。最後の2枚はフィルム。これは絞った状態のものですが、絞るとシャープでボケもきれいです。