機材が大きく変わった近況

前回、ライカM6ブラックを入手してからいろいろなことがありました。
その後の経過を記載します。

まず1つ目は、「ライカM10-R」を失いました。いろいろ家庭の事情などなどが発生し、お金が必要になってしまいました。悲しかったですが、もうデジはあきらめようと。

そして「Sony α7RV」を購入(笑)。

created by Rinker
¥517,933 (2024/11/21 16:08:58時点 楽天市場調べ-詳細)

ちょっとなに言ってるかわからないと思いますが(笑)、方向性の異なる機種、それも最新の最高性能の機種に行きました。しかも高性能レンズである「FE24-70GM II」も入手しました。その前にはSigmaのArt35mmf1.4も使っていました。しかし、2週間ちょっとで売却・・・(なに言ってるかわからないと思いますが・・)。

そして・・・「ライカM10」を購入しました。自分でもかなり狂ってるなとは思います。(以下の商品リンク、M10モノクロームになってしまった)

【複数購入で最大10倍】[ライカジャパン保証&3年間保険付] ライカ M10モノクローム デジタルレンジファインダーカメラボディー 20050 モノクロ専用デジタルカメラ [02P05Nov16]

久々にライカM10に戻ってきました。今となっては唯一のシャッター音が大きいモデルですが、街中ではそこまで聞こえるものでもないですし、これも味かなということで久々に心地よいシャッター音を堪能しました。

そしてライカM10を・・・また家庭の事情で売却。これで完全にデジタルライカへの道は絶たれました。私のデジタルライカの道はここで終わりです。これ以上はほんとうに無理、無しだと思います。これまでのご愛顧ありがとうございました。次回作にご期待ください。

そして、現在のデジタル機材としては「FUJIFILM X-T5」を購入。

フジ機ははじめてなのですが、非常に人気が高く発売から現在まで品薄が続いています。レンズは最初35mm F2を購入しましたが、その後、23mm F2(換算35mm)に変更し、現在デジタルはこれらをメイン機材にしています。FUJIFILMのカメラは独特の人気があり、以前から気になっていたのですが、噂通りとても良い。思っていたよりメニューや操作も扱いやすいと思いました。そして評判の撮って出しのJpgの完成度がすごい。正直これ以上手を加える必要がない。そういう意味では西のライカ、東FUJIFILMとでも言うべき、両者とも独自の美学を持っているなと思いました。フジは色味について語られることが多いですが、独特の渋い色味、私もハマりました。そして取り回しについても、ボディ、レンズとも小型で軽量なため、とにかく手軽に持ち出して撮りたくなる。AF性能もよいので、子供など撮っても撮れ高がいい。最近はストラップすら外してバックに入れて、撮りたいときだけ出して撮るといった使い方もしています。これはヒットしただけのことはあります。しばらくはこちらメインで行ければと思っています。

一方で、サブ機として「RICOH GRIIIx」を入手していました。

これも撮れ高がたかい。コンパクトは正義という感じ。ほんとに使い勝手がいい・・・。以前GRIIIを2回入手して手放しているのですが、40mm画角の絶妙さは非常にいい。しかしこれも諸事によりすでに売却しました。これは手放すのに結構悩みました。
理由としては後述するあるカメラの購入資金に充てたのですが、運用上の理由としては「X-T5」と競合する、というのが大きいと思います。同じAPS-CセンサーでAF付き、それに写りがいい、となってくると普通に考えると「手軽さ」が勝つかと思いきや、フィルム機のライカM6と合わせて持ち出すとすると、どうしてもX-T5の方を持って出たくなる。確かに通勤時の散歩カメラと考えるとGRに軍配が上がるのですが・・・そこは結構悩んだところ。M6とGRでの外出なんかは正直スナップ最強という感じではありつつ・・・要は運用がどっちも中途半端になってしまいました。ならばX-T5に絞った方がいいなという判断です。

現在、デジタルはフルサイズは持っておらず、APS-Cセンサーのみ。しかし、いろいろな機種を使ってきて、軽さや撮れる絵をみても特に問題ない気がします。正直、もうフルサイズとか、6000万画素とかにこだわっても仕方ないのかなと。デジタルで撮った写真はWebやSNSでしか載せませんし、動き回るようになった子供をさっと撮るにはこれくらいでよいのではと。もちろん自分に言い聞かせている部分はあると思いますが、自身の今のライフステージにこれが合っているということなんでしょう。

それと前後してやってきたライカレンズが1本あります。「Summicron 35mm f2 ASPH 第4世代」のシルバーです(フードはめ込み式のもの)。

Leica ズミクロン M35mm F2 ASPH. (フードはめ込み式) シルバー 【点検証明書付きライカカメラジャパンにてレンズ内クリーニング/ピントリング作動調整/絞りリングガタつき調整/各部点検済】 [ Lens | 交換レンズ ]

真鍮製最後のレンズであり、ブラックより100gほど重いです。シルバーレンズは実ははじめての入手でした。非常に状態のよいものを入手できました。ライカレンズの中でも、このズミクロン35mmの第4世代が一番のお気に入りでして、コンパクトさとフードのバランス、サイズ感が非常にいい。かなり気に入っており、これとライカM6ブラックを合わせた姿が絶妙な外し加減で最高にかっこいい。今後はもうこのセットでやっていこうと思っていたのですが、こちら現在は売却済みとなっています。これも家庭の事情によるものです。

そして、私のメイン機、ライカM6ブラック。これは手放しづらい。個人的にも最高に気に入っている機材・・・しかし、すでに売却してしまいました。実は35mmフィルムのメイン機材は現時点ではすでに購入済みですが、別の記事で書きます。というわけでフィルム運用は縮小せざるをえないですね・・・。

といったそばから、逆に入ってきたフィルム機材もあります。「Hasselblad ハッセルブラッド500C/M、プラナー80mm F2.8」を購入しました。

【中古】 【並品】 ハッセルブラッド 500C/M 80mm F2.8(CF) A12付 【フィルムカメラ】

初の中判カメラ、それも王様・・・。どうしてまた?
これは先述の「GRIIIx」と「Nokton 50mm F1.2vm」(私のお気に入りレンズ)を売却して入手したのですが、どうしても中判カメラ、それもハッセルブラッドに触れてみたくて・・・。たまたまちょうどよいものが出ており、入手しました。レンズは多少のスレ、傷、薄いくもりもありますが、撮影に影響なし、ボディも多少のスレありますが、動作的には全く問題ない状態でした。シャッターも目測で全速でており(レンズシャッター式)、機能的には問題ない状態。

Hasselblad 500 C/M + Plannar 80mm f2.8

何枚か撮影してみて、とても驚きました。
フィルムなのにかなり高画質、とろけるようなボケ。これまでの35mmフィルムと全然違う。子供を撮影したのですが、シャープさと陰影がすごい。一度中判を経験すると35mmが荒く見えるという話も聞いたことはありましたが、なるほどこれか、と。

120サイズのフィルムもかなり新鮮でした。ハッセルブラッドには独特の作法があるのですが、それも慣れれば楽しいものです。構造、仕組みと合わせて手順を覚えると、とにかく「よくできている」と思いました。きちんと手順を踏まないとシャッターが押せなくなっていたり、フィルムマガジンが外せなくなっていたり、作法にもきちんと理由があるんですよね。本体のデザインと相まって作りがよいと感じました。(あまり好きな言い方ではないですが「中判のライカ」と言われたりもしていますね)

しかしこのタイミングでイルフォードの120フィルムの価格が改定され値上がり・・・。とはいえ、そもそもこのタイミングで新たなフィルム機に手を出すのがアホなのですが・・・なかなかに痛い。

そして家庭の事情。
正直、写真をめぐる状況がよくない中・・・気が重くなる知らせばかり届き、実はもう写真を辞めようかなと思ったりもしました。

とはいえ、現像用の機材やプリント用の機材などかなりお金をかけたところでもあり、それに趣味としてはこれ以上ないほどいい趣味だと思っているので、もったいないなと思う部分もあります。そのため最終的な落としどころは、安いバルナックとエルマー35mmのみで、たまに長巻フィルムを購入して細々と続ける、というのが現実的な感じがしています。
デジタルもまだ機種が新しくお金になるうちに売却してしまおうかなと。デジは子供撮るくらいなのでスマホでも十分だったりします。ただし記録としてのiPhone写真は優れていると思いますが、そこに色気はまったく感じません。

なんでこんなことになったかというと、話が2点あって、1つは別にしくじってもいないのに仕事が不安定になってしまったという点。詳細は省きますが特に仕事自体は順調だったのですが、いろいろなタイミングが噛み合わず、まったく別の部署への移動を余儀なくされたという感じです。ここで結果出さないと安定しない&家庭の事情ありなので、仕事が安定しておりません。

あともう1つ、これが一番大きいのですが、もうすぐもう一人、新しい命が誕生します。
それ自体は非常に喜ばしいし、今回は第1子と性別が異なるのでそこも楽しみです。一方で、2人の子供の子育て問題(ここが仕事にも少し響いています)があります。それに保育園の問題、妻の仕事の問題などなど。楽しみな一方で現在の日本を取り巻く環境の中で2人の子育てをしながら、他に何かをするというのはなかなか難しいものがある。おそらくゆっくり写真を撮ったりといったこともできないでしょうし、これまでの放蕩生活で作った支払いが一部継続している部分もあるので、そのあたりも響いてくる。そう考えると、そろそろ趣味に全力、というのは時間的、金銭的に難しい状況となります。

おそらくいろんな人がいて、いろんな事情の中で趣味をやっていると思いますが、今は自分の人生で、遊んでいる場合じゃないんだろうなと思っています。またいつか余裕ができたら、はじめればいいと。

とはいえ、35mmフィルムは今後も続けますし、まだX-T5でのデジタル撮影もできています。ハッセルは正直怪しいのですが、現在の状況的にはまだ手放す感じではないのでしばらくこれらを使ってうまく運用していく感じだと思います。次はおそらく、現在の35mmフィルムのメイン機に触れると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です